[アニメ化決定]魔王学院の不適合者6の感想

ライトノベル
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こんにちは、フレッシュマンSRです。

今回は3月10日に発売された電撃文庫のライトノベル「魔王学院の不適合者6」の感想を書いていきます。

また、TVアニメ化についても、現在判明している情報をまとめました。

作品の紹介

人も、精霊も、神々すら滅ぼして、魔王と恐れられた男がいた。
不可能を知らぬ魔王アノスは荒んだ世界に飽き、転生の魔法を使った。

二千年後。目覚めた彼を待っていたのは、魔王を育てるデルゾゲード魔王学院である。そこでアノスが目にしたのは、平和に慣れ、弱くなりすぎた子孫たち。そして驚くほど低次元な魔法術式だった。

その上、正真正銘、魔王の始祖である彼が、なぜか不適合者の烙印を押されることになってしまい……!?

「小説家になろう」連載版のあらすじ

正式タイトルは「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 」で、「小説界になろう」で連載されている作品です。

主人公である魔王アノスの絶対的な強さと、魅力的なキャラクターやストーリーが高い評価を受け、2018年3月に電撃文庫から書籍化され、同年7月にはスマホアプリの「マンガUP!」でコミカライズ版が連載されています。

コミカライズ版は現在3巻まで発売されています。

徹底してぶれない最強の主人公・アノスの無双ぶりと、魅力的なキャラクターとストーリーが人気となり、シリーズ累計は100万部を突破しました。

今や電撃文庫の人気作品の一つとなったこの作品は、2019年10月にTVアニメ化することが発表されました。 アニメ化についての詳細は後述します。

魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

魔王学院の不適合者|電撃文庫公式サイト

TVアニメについて

「魔王学院の不適合者」のTVアニメは、当初は2020年4月の放送を予定していましたが、いま世界中で感染拡大している新型コロナウィルス「COVID-19」の影響で制作スケジュールに大きな影響を受けたようで、放送の延期が発表されました。

実際、2020年春アニメの他作品にも影響が出ており、「Re:ゼロから始める異世界生活」第2期、「ツキウタ。 THE ANIMATION」第2期も放送の延期が決定しました。(2020年3月15日現在)

ただでさえ世間は自粛モードなのに、家でアニメも観れないのは嫌ですね……

1日も早くコロナは収束してほしいですね。

TVアニメ「魔王学院の不適合者」公式サイト

TVアニメ「魔王学院の不適合者」公式Twitter

 

アニメ放送が延期になってしまったのは残念ですが、正直昨年10月のアニメ化発表から半年でアニメ放送というのは、相当タイトなスケジュールです。

(※昨今のTVアニメ制作では、アニメ化が発表されてから、実際にオンエアされるまで1年前後かかることはザラです。)

個人的には時間をかけても構わないので、質の良い作品を作ってもらいたいなと思っています。

 

アニメの情報はまだ少ないですが、ヒロインのミーシャとサーシャの声優が決まりました。

ミーシャ・ネクロンの声を演じるのは楠木ともりさんです。

楠木ともりさんの代表作は、

  • 優木せつ菜 (ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS)
  • レン (ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン)
  • 伊58/シアトル/グラスゴー (アズールレーン)

などがあります。

ミーシャの双子の姉、サーシャ・ネクロンの声は夏吉ゆうこさんが担当します。

夏吉ゆうこさんは、本格的に声優活動を始められたのが2019年からなので、活躍されているのはつい最近からの人です。 

僕はこのサーシャ役で初めて夏吉ゆうこさんの名前を知ったので、見当違いなことを書いていたらすいません……

夏吉ゆうこさんの代表作は、

  • マシマヒメコ (SHOW BY ROCK!!)
  • 白井夢結 (アサルトリリィ)

などです。

出演声優を発表!ミーシャ役・楠木ともり、サーシャ役・夏吉ゆうこに決定!ふたりのコメントが到着!

TVアニメ「魔王学院の不適合者」ミーシャ・ネクロン役 楠木ともり&サーシャ・ネクロン役 夏吉ゆうこコメント映像

全体の感想

※本編での魔法名はすべて漢字表記ですが、本文中では基本カタカナで表記します。

2000年後の世界に転生し、暴虐の魔王として地上世界に君臨するアノス・ヴォルディゴード

アノスは地上を守るべく、地底世界で侵略者アヒデを打ち倒し、彼の神だったアルカナと共に地底世界で続く選定審判をぶち壊すことを決意。ここまでが前巻のストーリーです。

アノスは転生時に記憶の一部を失っており、アルカナもまた、自分の神としての名前を忘れていました。

失われた記憶を取り戻すため、そしてまだ謎の多い地底世界を調査するために、アノスは「大魔王教練」と称して学院の生徒たちと共に、地底世界にある「神竜の国ジオルダル」を訪れるーというのが6巻のあらすじになっています。

 

前半の話はギャグ中心の明るいノリで進みます。 2巻から登場していた、アノス・ファンユニオンの皆さんもついに挿絵デビューを果たしました。

彼女たちは全員ドM変態腐女子と三拍子揃ったとんでもない連中であり、扉絵の解説では「愛と狂気の集団」と書かれるほどアノスへの愛は重いです。

その一例が、特別授業中にアノスが魔王の右腕・シンと共にエグい連携技を放った時。

他の生徒たちは巻き込まれないよう全力で逃げだしましたが、彼女たちはー

全力で逃げる生徒たちの<理創像エドニカ>とは真逆、ファンユニオンの<理創像エドニカ>は、あろうことか、光の爆心地へと突っ込んでいく。

「行かなきゃっ!」

 ファンユニオンたちは決意を固めたかのように、走り出した。

「あー、エレンちゃんたち、そっちは危ないぞっ。巻き込まれたら、根源も残らないかも」

 エレオノールが呼び止めるが、振り向いた彼女たちは言った。

「でも、見届けないとっ! これはあたしたちの使命だからっ!」

「あたしたちは魔王聖歌隊として、うぅんっ、アノス・ファンユニオンとして、アノス様の愛を誰よりも近くで拝見して、それを歌にする義務があるからっ!」

「でも、滅んじゃったらなんにもならないぞっ!」

「アノス様の愛で滅ぶんなら本望だよっ!」

「しかも、一線を越えちゃってる友愛っ!」

「今世紀最大の滅び時っ! ここで命をかけなきゃ、他にかけるところなんてないもんっ!」

「ここが、あたしたちの戦うべき場所なんだよっ!」

 エレオノールの制止をものともせず、ファンユニオンたちは突き進んでいく。

「魔王学院の不適合者6」より

アノスに愛をささげるためならば、命を投げ出すこともいとわないファンユニオンたち。

胆の据わりっぷりだけはアノス並みかもしれない……

 

しかし、戦闘シーンでは今まで以上の強敵たちがアノスと配下たちの前に立ちはだかります。

詳しくは後述しますが、アノスが一発で世界を滅ぼせる魔法を2種類も編み出したと言えばそのヤバさが少しは伝わるのではないでしょうか。

 

6巻で中心的に描かれたキャラクターはアルカナ。 感情を出さない機械的なしゃべり方と、表紙で着ているローブがめちゃくちゃゴツいので、どことなく無骨な印象を感じていました。

しかし、今回の話を読み進めていくにつれて、段々印象が変わってきました。

強大な力を持った神という印象ばかり先行していましたが、話が進むにつれて、繊細で儚げな少女としての一面も見せるようになっていきます。

印象的だったシーン

ここでは「魔王学院の不適合者 6」を読んで、特に印象的だったシーンを取り上げていきます。

魔王賛美歌と振り付け

ファンユニオンは、もともとはアノス狂信者が集まって勝手に応援歌を歌ったり、腐った妄想をして興奮しているだけの集団でした。

しかし、なんやかんやでアノスに気に入られ、今の彼女たちは魔王聖歌隊として、魔王のため、ひいては平和のために歌を歌っています。

初めはただのギャグキャラ集団だったのに、よくここまで出世したなと思います。

 

ジオルダルは音楽が盛んな国で、定期的に外からやってきた巡礼者が歌を歌う来聖捧歌という儀式が定期的に開催されています。

しかし、前巻でアノスに敗れた邪悪な元枢機卿・アヒデのせいで来聖捧歌が妨害され、急遽魔王聖歌隊が参加することに。

彼女たちが歌ったのは、魔王賛美歌第六番「隣人」

タイトルだけならクラシックのようにも見えますが、実際は軽快なリズムと弾むような音色がメインのポップな曲のようです。(音楽全然知らないので、これが僕の想像の限界です)

そしてもっとヤバいのが歌詞。 「禁断の門」とか「不浄」とか、まぁアレなキーワードが次から次へと出てきます。 聖歌じゃなくて性歌

まあ歌詞はあれですが、今まで地底になかった新しい曲は、多くの人々から好評。

そして彼女たちの主、アノスもこの歌を大層気に入ったようでー

よりによって、ジオルダルの教皇ゴルロアナとの戦闘でこの曲を使いました。

※(アノスは3巻でも勇者学院相手に同じことをやっています)

アノスが本当に気に入ったのは、曲の途中に入る振り。 これで怒涛の攻撃を放ちます。

「お前たちの聖歌も悪くはない。だが、祈るだけではもの足りぬ。なにせ――」

 アルカナが演奏する魔笛に合わせ、今、魔王賛美歌が響き渡る。

「こちらは振り付きだぞっ!」

 音楽に乗るように地面を蹴る。

『開けないでっ♪』

「せっ!!!」

 <狂愛域ガルド・アスク>を纏う俺の正拳突きが、神の唱炎を吹き飛ばす。

『開けないでっ♪』

「せっ!!!」

 右を引くと同時に左、繰り出した正拳突きは、漆黒の<狂愛域ガルド・アスク>を束ね上げ、<信徒再誕エグレド>の死者たちを吹き飛ばす。

「ぐああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁっっっ!!!」

「がああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁっっっ!!!」

『開けないでっ、それは禁断の門っ♪』

「せっ!! せっ!! せえいっ!!!」

 更に三撃。

 魔王賛美歌の前に、彼らの聖歌が弾け飛ぶ。

「魔王学院の不適合者6」より

アノスは「怒り」や「興奮」といった激しい感情を、めったに表に出さないキャラクターです。

彼のセリフに「!」がつくことはほとんどなかったのです。 

それだけに、ここまでアノスのテンションを上げられる存在としては、ファンユニオンは今のところ唯一の存在と言えます。

「振り付けもない歌が、俺に響くとでも思ったか」

「魔王学院の不適合者6」より

そして、ゴルロアナを下したアノスは彼にこう言い放ちます。

Web版の12章では、ブレイクダンスのようなことをして勝負に勝利したアノス。

彼は歌よりもダンス派なのかもしれません。

世界を灰燼へ変える禁呪

ゴルロアナ戦の少し前。

アノスはゴルロアナとの面会のチャンスをかけて、あらゆる未来の可能性を導き、常に自分が最も有利になる未来を限局できる未来神ナフタと戦うことになります。

ナフタの作り出した限局世界で大量の血を流すアノス。

彼はついに、今まで封印していた禁呪を使う決心をします。

終末の火を放ち、一発で世界を灰へと変える魔法の名は、

<エギル・グローネ・アングドロア>。

 燃えぬはずのものを燃やし、滅びぬはずものを滅ぼし、あまねく天地を灰燼と化す。それは紛うことなき、滅びの魔法。俺が最も得意とする魔法系統である。

 終末の火の前に、限局世界はそのすべてが漆黒の灰に成り果てた。

「魔王学院の不適合者6」より

限局世界を一瞬で滅ぼし、ナフタに敗北を認めさせたこの恐ろしい魔法。

Web版の12章では、実際にこの魔法で、一つの世界が滅ぼされました

 

世界を一発で滅ぼすことができる、危険極まりない魔法<エギル・グローネ・アングドロア>。

しかし、この本を読み終わった後はその印象は薄れてしまいました。

終盤、アノスがさらにえげつない魔法を編み出したからです。

 

エギル・グローネ・アングドロア>を封じられ、逆に己の根源が滅びに近づくほどにまで追い詰められたアノス。

この物語でよく出てくる展開ですが、人間や魔族の根源は、滅びに近づいた時、滅びを克服するために力を増すーというものです。

アノスは強すぎるがために、根源が滅ぼされそうになるほど追い詰められる展開は、たとえ相手が神であってもめったに無いことです。

しかし、今までにない強敵を前に、アノスは今まで世界に存在していなかった新たな魔法を発動します。

その名は<ギリエリアム・ナヴィエム>。 『魔王学院の不適合者』最凶の魔法です。

 七歩目――歩を刻みつけようとしたところで、俺はぴたりと動きを止めた。

 痕跡の大地が消えており、周囲は石畳の床に戻っている。この七歩目を床についていれば、危うく世界が一〇〇〇度滅びてお釣りが来るところだ。

「ふむ。七歩歩けば、痕跡の大地すら征服する魔法ということで作ったが、なかなかどうして、失敗だ。七歩歩いてしまえば、無しか残らぬ」

「魔王学院の不適合者6」より

700億年分の痕跡を残すほどの器を持つ「痕跡の大地」すら、わずか6歩で滅ぼしつくしてしまったアノスの新魔法。

現在Web版では第13章まで話が進んでいますが、そこまで話が、すさまじいパワーインフレが進んでなお、この魔法はアノスの切り札として君臨しています。

 

いまやラノベや漫画ではすっかり定番になってしまった『主人公最強』モノですが、ドラゴンを単独で狩ったり、小島を吹き飛ばしたくらいで「最強」と言われているテンプレ型の彼らとアノスでは次元が違います

例えば、少年ジャンプで連載していた『斉木楠雄のΨ難』という漫画の主人公・斉木楠雄は、第一話の冒頭でこんなことを言っていました。

「3日だ」

「僕が本腰を入れて取り組めばーー」

「たった3日で人類皆殺し」

「 斉木楠雄のΨ難 」【1】より

これは斉木の持つ超能力の恐ろしさを表したセリフです。

彼はあまりに力が強すぎるため、力を制御したり、周囲に超能力がバレないように苦悩するというのがこの漫画のストーリーです。 (斉木には親バカな両親がいる好物が庶民的などアノスと似ている点がいくつかあります。魔王学院が好きな人はチェックしてみてください)

 

しかし、アノスはもはや「強すぎる」という次元すらも超越しました。

彼がその気にさえなれば、冗談抜きで人類は3分で滅ぼされるでしょう……

アルカナの正体

アノスたちが地底世界に来たそもそもの目的は、アルカナの失った神の名を取り戻すこと。

そのために夢の世界に潜りこんだりしていました。

そして夢の世界に行くために、アノスはヒロインたちと裸で同衾します。

今までこの作品はお色気要素もラッキースケベも全くと言っていいほどなかったのに、いきなりTo LOVEるのようなハーレム展開が繰り広げられて、初めてWeb版を読んだときは驚きました。

 エレオノールが両手を俺の首に回して、ぴたりとくっついてくる。

 ふと俺は平和の存在を背中越しに強く感じていた。

「魔王学院の不適合者6」より

今までにない展開にもかかわらず、アノスは平然とした態度を崩さないまま終わりました。

アノスに性欲はないのかもしれないです。

 

アノスとアルカナは、失われた記憶を取り戻すため、何度も同じ夢を見ます。

幼いアノスが、アルカナという名の妹を竜から守るために戦う夢です。

夢の中のアルカナは、無機質的な現実世界のアルカナとは違い、幼く無邪気で、兄のアノスを慕う優しい少女でした。

話が進むにつれて、この夢は、神であるがゆえに、人に救いを求めることが出来なかったアルカナの『願い』だったということが分かってきます。

神よりも強大な力を持つアノスに出会い、甘えることを許されたアルカナ。

彼女はそれを「堕落」と言っていましたが、終盤で明らかになった彼女の過去から察するに、アルカナはずっと自分を守ってくれる人を探し続けていたのでしょう。

 

そして終盤、ゴルロアナはアノスに、アルカナの正体を話します。

そして、アルカナは必ずアノスを裏切ると予言します。

しかし、アノスはアルカナに対し、今までと同じように優しい言葉をかけます。

「約束を覚えているか、アルカナ」

 彼女に伝わるようにと、俺は言葉を発した。

 できる限りの優しい響きで。

「必ず、思い出せと言ったはずだ。お前は俺の妹だ。確かに血はつながっていない。それでも、お前は俺の妹だ」

『……あなたと過ごした日々は、偽りだった……その約束も……』

「それでも、お前と共に見たあの願い(ゆめ)は、偽りなどでは決してなかった」

「魔王学院の不適合者6」より

そして戦いが終わった後、アノスを騙していたことを恥じていたアルカナに対し、アノスは笑いながら、配下たちの過去を話します。

例えばサーシャ。

今でこそ魔王の側近として、アノスに敵対するものを容赦なく滅ぼす彼女ですが、元々はアノスの最初のライバル(という名のかませ犬)として登場したキャラクターです。(1巻参照)

そしてある目的を果たすために、アノスと、実の妹であるミーシャを裏切りました。

レイやシンにいたっては、普通に考えれば、間違いなく処刑されるであろうことをしでかしました。

アルカナにとってアノスは、戦闘力だけではなく、優しさと器の大きさを併せ持つ「理想の兄」だったのです。

残った謎

6巻を読み終えて、まだ分からない謎が多くあることに気づきました。

今後の話で特に重要になるのは、以下の3つです。

創造神ミリティアはどこにいるのか?

もともと事の始まりは、創造神ミリティアがアノスを八神選定者に選んだことです。

6巻でアルカナの正体は明らかになりましたが、ミリティアが今どうしているかはいまだ謎のままになっています。

また、アルカナが使っている<アーティエルトノア>は元々ミリティアが所有していた奇跡です。

今後の話では、アルカナとミリティアの過去が中心として描かれていきます。

 

そして気になるのは、現在ミリティアがどうしているか。

実は彼女は、アノスのとても身近なところにすでにいます。

一応伏線的なものはいくつか出ていますが、この時点で気づいた人はまずいないと思います。

ミリティアが今どうしているか気になる人は、Web版を9章まで読んでみてください。

9章のラストで創造神ミリティアの現在が明らかになります。 

7章以降話のボリュームはさらに増しますが、必ず順番通りに章を読み進めてくださいね。

地底編からストーリーがつながっているので、少し飛ばすだけでも話が分からなくなります。

セリス・ヴォルディゴードは何者なのか?

今後の地底編の話で最大のキーマンとなるのが、「魔王の父」を自称する謎の魔族、セリス・ヴォルディゴードです。

セリスはアノスの父親を名乗っていますが、アノスには彼の記憶は一切ありません。

そして地上を守るために、平気で地底の国を滅ぼそうとするセリスに対し、アノスは不快感をあらわにし、彼を拒絶します。

今回はセリスの思惑を跳ね除けたアノスたちですが、背理神を祀るガデイシオラの者になったセリスは、今後またしてもアノスの前に立ちはだかります。

 

雷属性魔法に長け、恐るべき力を持つエールドメードとシンの二人をも寄せ付けないほどの実力を持つセリス。

セリスの目的は何なのか。彼は本当にアノスの父なのか。

Web版の第8章は「魔王の父」編。 ここでセリス・ヴォルディゴードの過去のすべてが明らかになります。

アノスは何故記憶の一部を失ったのか?

アルカナの正体は明らかになりましたが、アノスの失った記憶は依然として取り戻せていません。

しかし、手がかりはつかめているかもしれません。

セリスは痕跡神を滅ぼそうとしていました。 シンはエピローグで、セリスがアノスに記憶を取り戻させないようにしているのではと推測しています。

 

今後の話で、シンの推測はおおよそ的を得ていることが明らかになります。

 

ネタバレを避けるため詳しくは言いませんが、アノスは転生するとき、ある人物に記憶を封じられました

そしてその封印された記憶は、2000年前のセリス・ヴォルディゴードに関する記憶です。

そして”現在”のセリスが何よりひた隠しにしようとする過去でもあります。

 

そもそもアノスが自身の記憶が欠けていることに気づいたのは、破壊神アベルニユーの記憶を失っていることに気づいたからです。

2000年前のアノスと、破壊神アベルニユー、そして創造神ミリティア。

アノスが真に記憶を取り戻した時、彼ら三人に何があったのか、その真実が明らかになります。

ゲーマーズ特典

今回僕は、ゲーマーズで本を買いました。

ゲーマーズの購入特典は秋先生のサイン入りイラストカードと、書き下ろしSS「ジオルダルのお土産」です。

 

SSのストーリーはタイトル通り、アノスとミーシャがジオルダルの首都・ジオルヘイゼでお土産を買うだけのお話です。

アノスが魔法でムチャクチャすることもなく、ただ地上にない珍しい品物を二人で見て回るというほのぼのとしたお話になっています。

まとめ

あとがきでは、作者の秋先生が子供の時ゲーム好きで、なんと1日16時間やっていたこともあるそうです。

僕にはそんなことできないので、どんなことでも熱中できるのは大切なことです。

6巻では地底世界の戦いが中心になりましたが、恐らく「ドラゴンクエスト3」や「ファイナルファンタジー4」の影響が大きいのではと思っています。

アニメについては原作通りの内容で進めるということで、原作者としてシナリオの監修に当たっているようです。

延期は残念ですが、質の高い作品になるよう期待しながら待ち続けるつもりです。

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