こんにちは、フレッシュマンSRです。
7月から始まったTVアニメ「魔王学院の不適合者」。
原作ファンだったので、放送を楽しみにしていました。(余談ですが、この作品が新型コロナ騒動でいの一番に放送延期を発表したTVアニメです)
現在コロナの感染者が再び増加傾向なので、100%完走できる保証は無いのですが、制作会社のSILVER LINK.は「防振り」「はめふら」(⇚正式タイトルは長いのでググって下さい)もしっかり完走させているので、今回も大丈夫だと信じています。
この記事では、 TVアニメ「魔王学院の不適合者」 1話から4話までの感想と、放送まで秘匿されてきたキャスト情報を書いていきます。
史上最強の魔王の始祖、ビックカメラの館内放送を担当する
最近のアニメ作品は、実在企業や商品とコラボすることは多々ありますが……
これは予想外でした。 この作品には現代日本に関するものは一切登場しないので。
ケーズデンキでは某国民的アニメのキャラが館内放送を担当していますが、あれは舞台が日本で、あの小学生ながらもお得に目がないキャラクターが買われたのであって、何故ビックカメラがアノスを選んだのかはいまだ謎です……
僕もスマホを見に行くついでに、名古屋JRゲートタワー店でアノス(CV:鈴木達央さん)の館内放送を聞いてきました。
初めはアニメの宣伝でしたが、魔王らしい傲慢さでしっかり(?)ビックカメラのスマホアプリを宣伝していました。
冷蔵庫コーナーを見ている時にアノスの館内放送が流れ始めたのですが、果たして冷蔵庫を見ている人たちがアニメに興味を持ってくれるのか……
アノスのあの低い声での例のフレーズは吹き出してしまいました。
9月中旬まで、対象店舗内の館内放送の一部をアノス・ヴォルディゴードが担当するので、興味がある人は感染対策をしてビックカメラに足を運んでみて下さい。
各話の感想
1話 魔王学院の不適合者

2000年後の世界に転生した主人公:アノス・ヴォルディゴード(画像の青年)が「魔王学院」の入学試験を受けるところから物語が始まります。
原作と違い、アノスが転生したときの描写がほぼ全部カットされて、いきなり入学試験から始まったのは意外でした。
その代わり、ゼペスを蹂躙するシーンはしっかりやっていました。
<グレズデ>の炎は小さいし、魔剣の炎を消されたとたんにたたらを踏んだりと、ゼペスは映像になることで余計に三下感が増していました。
原作とは違い、ゼペスの兄・リオルグとの戦いは入学試験ではなく、夜道で闇討ちされるという形に変わっていました。
ネタバレ防止のため詳しくは言いませんが、末路は原作と同じだったということだけは言っておきます。
テンポは良く、アノスが魔王学院に入学するまでをしっかり1話にまとめています。
その一方で、予想以上に駆け足で進んでいる印象がありました。 多分原作を読んでいない人はシナリオの背景の説明がほとんどないまま話が進んでいくので、今後ついていけないのではと思ってしまいました。
後は展開が良くても、セリフが主語だけをカットするなど、中途半端なところがあったのが個人的に気になってしまいました……
1話 キャスト情報
イザベラ役:豊崎愛生さん(『けいおん!』平沢唯役 等)
グスタ役:松本忍さん(『蒼き鋼のアルペジオ』織部僧役 等)
ゼペス・インドゥ役:江口拓也さん(『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』比企谷八幡役 等)
リオルグ・インドゥ役:立花慎之介さん(『アイドリッシュセブン』千〈ユキ〉役 等)
フクロウ役:中原麻衣さん(『ひぐらしのなく頃に』竜宮レナ役 等) 他
ナレーション:中田譲治さん(『ケロロ軍曹』ギロロ伍長役 等)
2話 破滅の魔女

1話ではセリフがなかったミーシャの双子の姉、サーシャ・ネクロン(画像左の少女)が本格的に登場します。
アバンでは、1話で明かされなかった2000年前、アノスが転生したときのエピソードが描かれ、勇者カノンも出てきました。
セリフはなかったですが大精霊レノと、創造神ミリティアも登場。 レノのキャラデザがやたらと古臭かったのが気になった……
やはり2話の見どころは、アノスがサーシャ城を指一本で投げ飛ばすシーン。
漫画版よりもデカくなっている気がするサーシャ城。 数千トンは下らない巨大な建造物を右手だけで地盤から引きはがし、空高く放り投げ、PVのシーンにもあったように、指一本でコマのように城を回すアノスのぶっ飛びぶりにはわかっていても笑ってしまいました。
見る前は正直期待していなかったのですが、サーシャ戦の戦闘描写はかなり気合が入っていました。 <ジオ・グレイズ>では、魔力で巨大な戦車から、漆黒の火球を撃ち出すという迫力のある演出がなされていました。
まあ、相手がアノスではどうしようもない。 赤ん坊対プロレスラー並みの一方的な戦闘に、ここまで気合入れて作画・演出するアニメは他にそうそうない気がします。
2話 キャスト情報
エミリア・ルードウェル役:小清水亜美さん(『コードギアス 反逆のルルーシュ』紅月カレン役 等)
カノン役:逢坂良太さん(『はたらく魔王さま!』魔王サタン〈真奥貞夫〉役 等)
3話 サーシャの真意

七魔皇老の一人、アイヴィス・ネクロン(画像の骨男)が遂に登場した回です。
ミーシャやサーシャ等、魔王学院の生徒は、人間ではなく魔族(人間との混血を含む)ですが、彼らは人間と同じ容姿のものばかりだったので、何気に初めて登場した、完全に人外の容姿をした魔族です。
アイヴィスの骸骨の顔の下あご部分が無いのは漫画版と同じでしたが、腹のあたりについている歯のほうが口だったとは知りませんでした。
ただの悪趣味なアクセサリーじゃなかった。
大魔法教練のシーンは結構カットされていましたが、学院の権力者に対して不遜な態度をとるアノスの異端ぶりと、アノスが自分になり替わろうとしている魔王アヴォス・ディルヘヴィアを警戒し始めたというキーポイントは抑えられていました。
大魔法教練に関してはさくっと終わり、本題はダンジョン試験。
2話ではあっという間にアノスに惚れて、行くところまで行ってしまい、ネットで今期最チョロインとまで言われたサーシャ。

ソース:TVアニメ「魔王学院の不適合者」公式サイト
早くもアノスを裏切るという、不穏な展開に。
3話を見る前は、ここで終わりかとも思いましたが、後味の悪さを残さず、しっかりミーシャを助け、「破滅の魔眼」の特性から、サーシャが外道ではなく、何らかの目的のために凶行に走ったという所まで描いて終わりました。
このシーンでは、今まで力技だけで障害を取り除いてきたアノスの精神的な強さが明確に描かれた場面です。
アノスは2000年前の時点で既に魔王だったので、少年漫画の主人公とは違い、作品開始時点ですでに精神的に成熟しています。
サーシャがミーシャを傷つけても、顔色一つ変えることなく対処する冷静さと、反逆行為を起こしたサーシャに対しても、彼女に事情があることを見抜いて本気で怒ることはしないという、魔族の王としての器を併せ持つアノス。(あとは傲慢さとドSぶりも)
原作の「配下の裏切りに俺は寛容だ」というセリフがカットされていたのが個人的には惜しいなと思ってしまった…
3話 キャスト情報
アイヴィス・ネクロン役:置鮎龍太郎さん(『トリコ』トリコ役 等)
4話 十五の誕生日

第1章もついにこの4話でクライマックスを迎えます。
オープニングもアノスがボーカルを担当する特別版で、制作側の気合が感じられます。
今まで細かいことでいろいろ言ってきた僕ですが、この4話に関しては何も言うことはないです。 演出・作画共に隙が無い100点満点の良回でした。
ストーリーについても今回はあえて語りません。 とにかく見てみてほしい、そして気になるところがあれば是非原作を読んでほしい。 それだけです。
小説ではイメージすることができない、演出面で言えば上画像の<>が幻想的でした。 ”サーシャがミーシャに拒絶される”という条件を満たせず、魔法が砕け散っていく演出も、二人の絆の強さをよく表しています。
まあイメージでやたら裸体が多かったのは予想外でした。 過去改変の対象が”胎児のときの自分“だから生まれたままの姿、ということなのだろうか?

そしてこの話、否第1章最大のクライマックスはアノスの切り札である、理滅剣ヴェヌズドノア(画像でアノスが持っている黒い剣)の登場シーン。
そして流れるのはEDテーマ「ハミダシモノ」。 歌も歌詞もかっこよくて好きだったのですが、やはりここで流れるのは最高に熱い。 グリッドマンのOPみたいに処刑BGMになるのだろうか……
この画像だとただの黒くて禍々しい剣ですが、登場シーンではちゃんと漆黒の影から現れる描写をやっています。 時を自在に操る番神エウゴ・ラ・ラヴィアズさえも、一瞬で滅ぼすアノスの理不尽なまでの強さの象徴です。
ちなみに、ワ〇パンマンに出てくる怪人のごとく瞬殺されたアイヴィスですが、アヴォス・ディルヘヴィアの呪縛から逃れ、第2章では意外な姿で再登場します。
アイヴィスに七魔皇老を探らせ、アヴォスの正体をつかむべく動き出したアノス。
第1章では、魔法や腕力任せに力ずくですべての障害を排除していたアノスですが、第2章以降は頭脳戦や、駆け引きの強さでも魔王としての実力を見せつけていきます。
4話 キャスト情報
エウゴ・ラ・ラヴィアズ役:てらそままさきさん(『NARUTO』飛段役 等)
まとめ
原作小説1巻の部分にあたる、第1章は4話で完結し、5話からは新しい展開が始まります。
その第5話のタイトルは「転入生」。 レイにミサ、そしてアノスを狂信するアノス・ファンユニオンの皆さんと、ここから個性豊かなキャラクターが一気に増え、話が面白くなっていきます。
そして、第5話放送直前の8月1日22時に、特番の配信が決定しました。
出演者は鈴木達央さん(アノス役)、楠木ともりさん(ミーシャ役)、夏吉ゆうこさん(サーシャ役)とメインキャストが揃っていますが、この放送の本当の目玉は特別ゲスト2名のほうです。
まだ未発表のレイとミサのキャストがついに発表され、特番にもゲスト出演することが決まりました。
放送1週間を切ったこのタイミングでも、「特別ゲスト」という形で紹介したことから、放送ぎりぎりまで声優名は伏せるのがこのアニメのお決まりのようです。
レイの声優候補として、以下の5人を挙げてみました。(一個人の勝手な予測です)
- 入野自由さん
- 小野賢章さん
- 島崎信長さん
- 花江夏樹さん
- 石田彰さん(⇚ベテラン多いって聞いたので…)
ミサの声優は、若い女性声優は本当に大勢いるので予想はしないでおきます。 あえて一人挙げるなら花澤香菜さんかな。(一個人の勝手な願望です)
第2章でキャラが一気に増えるのですが、個人的に一番気になるのはファンユニオンたちです。
あの狂った変態たちはアニメでどうなるのか……
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